

西洋占星術では、10天体を使います。これらの天体は、個人の性格を表すのではなく、個人の様々な活動欲求を10種類に分けたものです。
自分自身の活動や生活、欲求を10種類に分類してみるという発想で、考えてみると分かりやすいかも知れません。
月、水星、金星、太陽、火星までの5天体は個人天体(パーソナルプラネット)で、個人の特性に影響を及ぼす天体となります。木星、土星は”社会的天体”となります。
今回は、社会的天体である【土星】について見ていきましょう。
土星とは、どんな星?

土星は、試練の星として知られていて、占星術をかじった事のある人ならば、凶星、とか不幸の星というイメージが強いかも知れません。
正直あまり良いイメージは抱かないでしょう。「サターン」という名前からも悪魔的イメージを持ってしまいます。
その昔、占星術の中で、「グレーター マレフィック」(大きな害をなすもの)として忌み嫌われていたという歴史があります。
しかし、土星の本当の意味は、試練を通じて、鍛え上げる星、社会の中で確固とした基盤を作る為に欠かせない星であり、強い自分を作る為に、力を授けてくれる星なのです。厄災ではなく、チャンスと捉える事が出来るのです。
土星の象徴

ギリシャ神話では、土星は”クロノス”、ローマ神話だと、”サトゥルヌス”という神様と同一視されます。
クロノスは、ゼウスの父親でもあり、農耕の神として崇拝されてきました。農耕は時期や時間と密接に関わっており、時を刈るという意味から「時の神」として知られてきました。
17世紀の画家ルーベンスや18世紀末~19世紀初めの画家ゴヤが「我が子を喰らうサトゥルヌス」の題材で絵画にしています。
土星が持つパワーと特徴


土星とは?まとめ
試練を与える土星!
責任やルール、重圧、乗り越えるべき壁、苦手なものなど、あまり直視したくない重めのテーマの土星_:(´ཀ`」 ∠):嫌われ者の土星( ゚д゚)
でも実は、土星こそ幸運をもたらす星なのかも!
誰でも苦手な事がありますが、自分のホロスコープ上の土星星座の性質やハウスの事柄は、特に苦手意識を感じやすいのです。若い時ほどその傾向が強く出ると言われています。
実生活の中では、苦手だからといって避けられない事は多いです。
ここで、その壁から逃げ回るのか、観念して向き合うのかで、歳をとってからの人としての成長度合いが変わるというのです。
じっくりと腰を据えて長い時間をかけて焦らずに取り組むと、人生の後半に、あれだけ苦手だった事が、あなたの強みになっている。
敵対していたものと、時間をかけて和解し、これ以上ない信頼のおける親友になるようなイメージですかねΣ(-᷅_-᷄๑)
幸せで、つつがない日々がずっと続くと、人は幸福感を感じづらくなるとよく言われます。
土星のプレッシャーは、人が幸せを感じるために必要なピースなのかもしれません。現実を直視することを求める土星こそ、理想を現実化する為に必要な要素だから、現状を打破してステージをクリアしていく事の面白さや、真剣に取り組んだ先の幸福を教えてくれる気がします。
きっと、ステージアップの鍵を握っているのが土星Σ੧(❛□❛✿)
いつかは皆、自分の前に立ちはだかった壁に向き合わざる得なくなる…
それなら、少しずつでも向き合って、良き理解者になってもらった方が幸運度は上がるはず!
土星のキーワード
努力、責任、ルール、枠、制限、秩序、試練、コンプレックス、苦手意識、限界、苦しみを乗り越えた上での成長、束縛、困難、鍛錬、時間と体験を通して得る力
気持ちが落ち着かない時、プレッシャーに押しつぶされそうな時に、土星のアロマオイルがオススメです!

【ユーカリ・グロブルス】…清涼感のあるシャープでクリアな香り。
【ユーカリ・ラディアー】…穏やかなハーブ調の香り。ユーカリ・グロブルスよりも優しい香り。
お家でアロマ時間を過ごす為の、癒しのアロマグッズを紹介
コンパクトなのにパワフルなアロマディフューザー!水を使わないので、雑菌が繁殖しにくく、香りが薄まらない。メンテナンスも簡単(*´꒳`*)
電気や火を使わない木のお家の芳香器。オフィスや寝室などに置いておくだけで、ゆっくりと気持ちがほぐれていきます♪(´ε` ) 煙突部分のステッィクから香りがほのかに立ち上ります。

これら上記内容は、以下の書籍を参考にブログ著者
”こづち丸”がまとめたものです。
西洋占星術を楽しく学べる本ばかりです。
興味がありましたら是非一読してみてくださいm(_ _)m
・鏡リュウジの占星術の教科書(鏡リュウジ 著)
・完全マスター西洋占星術(松村 潔 著)
・最新占星術入門(松村 潔 著)
・石井ゆかりの星占い教室ノート(石井ゆかり著)
・星読みプラス(石井ゆかり著)
・星占いのしくみ(石井ゆかり、鏡リュウジ 著)
・星のアロマセラピー(登石麻恭子著)